はじめての方へ
ヨコタパールのホームページを開いてくださり、ありがとうございます。
今、このページをご覧の方は、きっと『良い真珠』をお探しのことと思います。
しかし、検索して調べていくうちにどれが『良い真珠』なのかが分からなくなってきて、なおも検索を続けていらっしゃるという方も多いのではないでしょうか。
正直、真珠にはあやふやな部分が多いと思います。それは貝が産み出すという、他の宝石にはない真珠固有の特徴があるからです。
ダイヤモンドのように統一された品質基準がないのもそのためです。形、キズのでき方、照り(輝き)の強さなど、一律には線引きできない難しさがあります。
最近は鑑別書つきの商品が主流になっていますので鑑別書が必須のような印象を持たれがちですが、真珠の販売に鑑別書の取得の義務はありません。古くから各販売店が品質を説明した上でその販売店の保証書を添えて販売するのが一般的でした。
それは現在でも変わらず、鑑別書の有無にかかわらず真珠は販売店(プロ)の見極めがあってこそです。
だからこそ、その真珠がどのような物であるのか-どこが良いのか、欠点は何なのか、その価格が付いている理由は何なのかなど-をしっかりとご説明するのが専門店の役割だと考えています。
ここでは、真珠を選ぶ上で、知っておいた方が良いこと、役立つことをできるだけ簡潔にまとめました。
それでも初めて真珠をお選びになる方には分かりにくい点などがあるかもしれません。その時はどうぞご遠慮なく、直接メールしてお尋ねください。私、横田伸之がお答えいたします。E-Mail
ヨコタパールは何よりも真珠の品質を大切にしています。
品質が良いということは、率直に言いますと決して安くはありません。
しかし、この色、この輝き、この仕上がりで、と一目ヨコタパールの真珠をご覧になればその価格がリーズナブルであることをご理解いただけると自負しています。
決して華やかなブランドではありませんが、戦前から連綿と続く真珠専門店です。ヨコタパールとしては1962年からですが、創業者は戦前から真珠養殖・加工・輸出業を営んでおりました。
現在でも海外の真珠店、宝石店からの引き合いは多く、ヨコタパールの品質はさまざまな国で評価されお喜びいただいていおります。
本格的な真珠をリーズナブルにとお考えの方には必ずお役に立てます。
どうぞ一度ヨコタパールの真珠を直接手に取ってご覧になってみてください。
また、通販も行っておりますが、店頭での実績が通販でお求めくださるお客様への安心に繋げられるよう努力しております。
お電話やメールでのご相談もどうぞご遠慮なくお寄せくださいませ。
真珠の構図
・良い物は少なく、品質が下の物ほど数が多くなる。
花珠鑑別書
・必ず付いているものではない。各販売店が申請して取得した場合に付いている。
・鑑別書が普及したのはここ15年ぐらいのことで、それ以前は販売店の保証書を付けて売られるのが普通であった。
・付いているから良い、付いていないからダメということでは決してない。
・現状、合格ラインが決められているだけで、それ以上の細かい段階分けはされていない。鑑別書を見比べるだけでどちらが良いかということはプロでも分からない。同じ内容の鑑別書がついていて価格が大きく異なるのは基本的に品質の違い。
・巻き厚=品質ではないので、数字が大きいほど良いというわけではない。特にネックレスの場合、数個をピックアップ計測した平均値なので、あくまでも参考程度。見た目の美しさの方が重要。
・鑑別機関は複数あり、基準は鑑別機関ごとに異なる。有名なのは真珠科学研究所と真珠総合研究所。優劣ではなく鑑別の特徴が異なる。同じ真珠が一方で通ってももう一方では落ちることもある。巻き厚の計測方法も鑑別機関によって異なるので、同じ真珠でも鑑別機関によって結果が異なる。
・真珠科学研究所の鑑別書は、花珠の中に更に天女があって、申請する側の感じとしては天女→花珠の順で高品質。ただし、天女もこちらから希望(別途費用)しなければ普通の花珠になるので、普通の花珠鑑別書でも天女に匹敵するものもある。
・真珠の価格にかかわらず花珠鑑別書取得費用は同じ。往復の送料も含めて5~6,000円はかかっている。従って、商品の価格が安いほど鑑別書取得費用のウェイトが重くなる。できるだけ費用を抑えたいときには鑑別書を省いてその分を品質に回した方が結果的にお得。
・中身のすりかえ(鑑別書を取得した商品とは異なる商品をセットにして売られている)の噂も聞かれるので、あまりにも安い物は要注意。
・ヨコタパールは自社で吟味選別した確かな真珠をご要望に応じて鑑別に出しているので、最安にはなりませんが冠婚葬祭いずれにも自信を持ってお使いになれる真珠を安心してお求めになれます。
花珠補足
本来の花珠とは古くから真珠業界で使われてきた言葉で、丸くて、傷がなくて、輝きが強く、ほんのりとピンク味を帯びている最高品質の真珠のこと。上位3%前後の出現率。上記の花珠鑑別書の花珠はこれとは異なり、鑑別機関が独自基準で定めたグレード名。花珠鑑別書は上から30%ぐらい取得可能だと推測される。
また本来の花珠は未加工であることが前提。花珠とされた真珠も、ひとたび穴を開けると花珠ではなくなってしまう。そういう意味で、本来は花珠のネックレスやイヤリングなどは存在しない。
広告などで花珠鑑別書つきの商品を上位3%の~などと紹介されているのは、真珠に詳しくない人が本来の花珠の意味と鑑別書のグレード名としての花珠を混同して書いたためであろうと思われる。
“鑑別書”という名称からしっかりと基準が統一されている宝石の鑑定書が連想されるため、真珠の鑑別書も同様のものだろうというイメージ先行で消費者に知られるようになり急速に需要が高まったため多くの販売店ではその需要にこたえるべく取扱いをしているが、現在、鑑別書の取得を積極的に推奨している真珠業界団体はありません。
「花珠」の表記に関する注意喚起(日本真珠振興会のHPより)
ルート
・真珠には特別なルートなどは存在しない。[養殖→加工→製品仕上げ→消費者]の流れで流通している。養殖場を経営している会社が加工業も行っていることはあるが、その場合も加工費が加算されているので産地直送=安いというのとは少し状況が異なる。
・入札を基準に相場が決まっているので、辿っていけば原価はどこもほぼ同じ。それに加工や販売にかかる経費が加わって販売価格が決まっている。
・ヨコタパールは加工以降の仕入れ・製品仕上げ・販売にできるだけ経費をかけないようにしているため、高品質・良質真珠をよりリーズナブルな価格で販売できます。加工業者の大半が神戸にあることもヨコタパールが仕入れに有利な理由の1つです。
卸売り
真珠の卸売りというのは基本的にばら珠や40cm単位で糸を通してあるだけの状態(仮通し連)でやり取りをするもの。
品質の見極めをはじめ、仕入れ後の製品への加工など、全てが買う側の責任という前提での卸値。
お客様への品質説明がきちんとされていてサービスを含めて小売りと同じ状態で販売されている物は本当の卸とは言いがたい。
価格の目安
1つの区切りとして、ネックレスで10万円、20万円をご予算にお考えの方が多いと思います。同じ価格ならサイズが大きくなるほど品質は下がってしまいます。ご予算が決まっている場合は、サイズを1つ下げてでも品質を優先してお選びになることをおすすめいたします。
10万円
20万円
7.0mm~7.5mm
フォーマルとして十分な品質
花珠鑑別書取得可能十分以上の品質。かなり綺麗なネックレス。
オーロラ天女の上位品質になると2点セットで20万円以上
7.5mm~8.0mm
標準的
花珠鑑別書は取れるが、その費用も真珠に回した方がより良い真珠になる十分な品質
イヤリングとの2点セットでオーロラ天女ぐらい
オーロラ天女の中でも上位品質になると2点セットで25万円以上
8.0mm~8.5mm
フォーマルとして使うにはやや平均以下
普段使い用としてロングにするなどがおすすめ
花珠鑑別書は考えない方が良い平均以上の綺麗な真珠
花珠鑑別書は十分に取得可能
8.5mm~9.0mm
フォーマルとして使うには平均以下
普段使い用に
花珠鑑別書は考えない方が良い標準的
花珠鑑別書は取れるが、その費用も真珠に回す方がより良い真珠になる
25万円でフォーマルとしておすすめできるクラス
*価格はヨコタパールの販売価格を基準にしています。品質が同じである場合、他店と比べて決して高い値付けはしていないと自負しております。
*7.0mm~7.5mm、7.5mm~8.0mmは近年相場が高騰しておりやや高めになっています。上記表は現在の相場に合わせて説明修正済みです。
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