真珠のネックレスの選び方 - 初級編
はじめて真珠のネックレスを選ぼうとしてここをご覧になっている方は、おそらくフォーマル(冠婚葬祭)でのご使用を前提として探していらっしゃる方がほとんどだと思います。
そこで、フォーマル(冠婚葬祭)でのご使用を想定して真珠のネックレスの選び方をお話します。
1.真珠の種類
真珠と言ってもいろいろと種類がありそうで、調べるにしてもどんな名前で調べて良いかもなかなか見当がつかないという方も多いでしょう。
フォーマル(冠婚葬祭)で使われるネックレスは「あこや真珠」という種類の真珠で、色はホワイト系、長さは42cm程度です。
真珠にあまり馴染みがなくても、真珠と聞いて思い浮かぶのはたいていこの「あこや真珠」です。
まずは「あこや真珠」のホワイト系で、42cmくらいの物を探せば良いというところからはじめましょう☆
真珠の色について
ここではざっくりと「ホワイト系」と書いていますが、良質のあこや真珠は本体がホワイト系で、表面にほんのりとピンク系の光彩色があるのが一般的です。
また私たち日本人の肌には真っ白よりも少しピンク味を帯びている色の方が肌映りが良いため、同じ品質なら真っ白よりも少しピンクを帯びている方が評価が高いです。
本体がホワイトでピンクの光彩色があるものを「ホワイトピンク系」とも言います。
検索はホワイト系に加えてホワイトピンク系でも探してみてください。
2.真珠のサイズ
探すべき真珠が分かったら、次は真珠のサイズ(大きさ)です。真珠のサイズは真珠の直径のことです。
あこや真珠は0.5mm刻みでサイズ分けされています。
7.0mm~7.5mmとか、8.0mmX8.5mmなどと書かれているのが真珠のサイズです。
あこや真珠のネックレスは3mm台から9mm台まで、時には10mm台までありますが、
7.0mm~7.5mmが標準のサイズと言われています。
ただ、近年は日本人女性の平均身長もだんだん高くなってきていますので
一回り(0.5mm)大きな7.5mm~8.0mmが標準になりつつあります。
この7.5mm~8.0mmというサイズは唯一年齢を選ばないサイズと言われていて
年齢問わず使えることから「正直、真珠にそんなに興味はないけど冠婚葬祭用に1本持っておかないと」
とおっしゃる方は7.5mm~8.0mmにしておくと失敗が少ないです。
フォーマル(冠婚葬祭)用としては7.0mm~7.5mmから8.5mm~9.0mmまでが一般的です。
9mm以上の真珠もマナー的には問題ありませんが、かなり大きい印象を受けますのでお喜びの場には適していますが不祝儀には向かない場合も考えられます。その辺りはそれぞれのご体格等にもよりますので、初心者の方はサイズの上限を8.5mm~9.0mmで考えておいて良いと思います。
サイズ表記の意味
7.0mm~7.5mmは
7mm以上7.5mm未満
の真珠でネックレスが構成されているという意味です。
同じように8.0mmX8.5mmは
8mm以上8.5mm未満
の真珠で構成されているという意味です。
大きい方の数字はすべて未満なので、そのサイズの真珠は含まれていません。
ですので基本的に小さい方の数字をサイズとして認識しておけば大丈夫です。
真珠屋さんにも小さい方の数字だけ伝えれば通じます。
お店の方が「なな・ななはん」とか「はちはん・きゅう」などと言うことがあるかもしれませんが、「なな・ななはん」というのは7.0mm~7.5mmのこと、「はちはん・きゅう」というのは8.5mm~9.0mmのことです。他のサイズも同じように読みます。
8mmX10mmなど、小さい数字と大きい数字で数ミリの差があるときは大きい数字(この場合は10mm)を含みますが、それはまた別の機会にご説明します。
3.真珠の価格・相場 - 1
選ぶべき真珠が決まったら次はいよいよ予算を決めていきましょう。
amazonや楽天で「あこや真珠ネックレス」を検索して価格の安い順に並べなおして・・・
と行きたいところですが、少し待ってください!
家電製品なら型番さえ同じなら全部同じ商品ですので、不良品でもない限りは最安の商品が一番お買い得かもしれません。
しかし真珠の場合はそう単純に行かないのです。
その理由は、同じ「あこや真珠」で「同じサイズ」でも、その品質がまちまちなのです!
ですから、安いだけで選んでしまうと品質が伴っておらず、普段使いには良いけどフォーマル(冠婚葬祭)には不向きであったりしてしまいます。
では、どれぐらいの予算を見ておけば良いのか?
もちろんサイズによって価格も違いますので一言でいうのは難しいのですが
ざっくり言うと5万円以下は考えない方が良いです。
真珠に慣れない間は5万円以下の真珠でもそこそこ綺麗に見えてしまうかもしれませんが、目が肥えてきたときに必ず後悔します。
また、低品質な真珠を身に着けることは冠婚葬祭のマナーとしても決して褒められたものではありません。
悪気なく身に着けていてもそれを失礼に取る方もおられるかもしれません。
それに、誰も指摘はしないでしょうが、ご自身が恥をかいてしまうこともあり得ます。
低価格、低品質の真珠にもそれぞれ個性、魅力がありますので存在自体を否定することはナンセンスですが、物にはそれぞれにふさわしいシチュエーションがあります。
服ならば何でも良いと言ってTシャツ&ジーンズ姿で結婚式に行く人がいないのと同じで、フォーマル(冠婚葬祭)用として持つのであれば最上級でなくとも、最低限フォーマルな場にふさわしい真珠を身に着けるようにしましょう。
3.真珠の価格・相場 - 2
では、結局いくら予算を見ておけば良いのかというお話です。
・フォーマル(冠婚葬祭)に適していて
・見栄えもそこそこ良くて
・恥をかくことなく
・嫌味にならず
・末永く使える
ことを前提とするなら
7.0mm~7.5mmで90,000円
7.5mm~8.0mmで120,000円
8.0mm~8.5mmで160,000円
8.5mm~9.0mmで220,000円
ネックレス単体の価格
が妥当な線と言えます。
お店によって価格の付け方や付属品の違いもありますので、多少の前後は許容範囲として、だいたい上記程度の予算を見ておけば間違いありません。
ただし、通常販売価格でのお話です。
例えば『通常40万円のところ9万円!』などというのは基本的に手を出さない方が良いです。
もちろん各社(弊社も含めて)企業努力でセールを行ったりしますが、真珠の流通経路を考えると半額を大きく超える値引きというのは普通はありえません。
真珠の原価は入札で決まっているので元値はどこもほぼ同じです。それを製品に仕上げるまでの工程(加工)と販売にかかる経費(お店の家賃や光熱費、人件費等)を加味して販売価格が決まります。
産地直送や卸売など販売形態はいろいろありますが、いずれも消費者に直接お渡しできる状態にまで仕上げてあるということは小売店並みの経費がかかっていると考えて良いでしょう。
まとめ
誤解を恐れずに言えば、真珠は安さを自慢するような商品ではありません。
日本の皇室、イギリスの王室などでも伝統的に愛用されている格式高い宝飾品-ジュエリーです。
元々はたまたま見つけた貝を開けてみたらたまたま真珠が入っていたという偶然性、希少性ゆえの価値が人々の心を惹きつけていました。
貝を開けてみないとどんな真珠が入っているか分からないのは、真珠が養殖されるようになった今も変わりはなく、綺麗な真珠にはその希少性にふさわしいだけの評価額が付けられます。
逆に言えば、残念ながら私たち人間が思う「完璧な姿」からかけ離れるほど安くなってしまいます。極端に安い真珠には必ず何か品質的な理由があります。
できるだけ上手なお買い物をする、つまり良質な真珠を適正価格で購入することは大切ですが、適正価格を探るあまりに最安を求め出すと冠婚葬祭にふさわしいものを手にするという本来の目的から逸脱してしまいます。
上に書いた各サイズごとの目安金額を元に、最安に走らずジュエリーを選んでいるということを忘れずに探すようにしましょう。
ヨコタパールで選ぶなら
ヨコタパールはインターネットに掲載している商品は正直多い方ではありませんが
お客様のご希望に応じたオーダーメードを得意としています。
上記の
7.0mm~7.5mmで90,000円
7.5mm~8.0mmで120,000円
8.0mm~8.5mmで160,000円
8.5mm~9.0mmで220,000円
も、その通りの価格はもちろん、7.0mm~7.5mmで80,000円、とか
あるいは8.5mm~9.0mmで250,000円などとご予算をご指定くだされば
ご予算で精一杯の品質の真珠をご用意してネックレスをお作りいたします。
他と同じ価格なら1ランク~2ランク上の輝きをお約束いたします。
オーダーメードだからと言って特別な費用はかかりません。
また、Yahoo!ショッピング店には各サイズ完成品を常時リストしています。
基本的に上記より少し価格帯が上で、イヤリングもセットになっている商品が多いですが
フォーマル(冠婚葬祭)用に1本探していると言う方には間違いのない商品ばかりです。
どこででも売っている真珠ではなく、専門店品質をお探しでしたら必ずご満足になれます。
その他、ご質問やご希望がございましたら何なりとお聞かせください。
出来る限りご希望に添えるよう努力いたします。
また、京阪神間にお住まいの方はお話だけでも構いませんので、ご遠慮なくお気軽にご来店ください。
ホームページには書ききれていないことも含めて真珠のことをありのままざっくばらんにお話いたします。
お電話はフリーダイアル 0120-86-2052
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