比べて分かる真珠の品質
真珠は商品を1つだけ見たときには品質の良し悪しを見分けるのは難しいものですが、一緒に比べて見るとその差が歴然とします。
ここでは極端な例を使って品質を比べてみます。実際に皆様が比べられる場合はもっと品質の差が少ないと思いますが、概ね見比べるポイントは同じです。
まずは下の写真をご覧下さい。
どのようにお感じでしょうか?
こちらは真珠にとって最も大切なエッセンスである『真珠層』の巻きがほとんどないもので、いわゆる『薄巻き』と呼ばれるものです。これでも本真珠には間違いありませんので、これだけを見て『真珠ならではの上品な輝きです』といわれると何となくそんな風に見えてしまうかもしれません。
(*実際は全く輝いていないに等しい品質です)
では、次の写真をご覧下さい。
どうでしょうか?写真は全く同じ場所で、同じカメラで撮っています。どちらかを選ぶとなると、間違いなく皆様こちらを選ばれると思います。
見た目の違いを挙げると、まず照明を映し返す反射の勢いが違います。
それから、こちらの写真の真珠の方が銀色っぽく輝いている感じがします。
そうです。この輝きを真珠の『照り』と言いますが、これは幾重にも織り重なった厚い真珠層の巻きが作り出しています。真珠層というのは、貝殻の裏側のピカピカした部分と同じ成分ですので、銀色っぽい輝きを放ちます。
上の薄巻きが白っぽく見えたのは、真珠層がごく薄くしか巻いておらず、
中の『核』が透けて見えているからです。
ちなみにこちらの写真(綺麗な方)は弊社でお取扱いしている真珠のうちの最も標準的な品質です。
分かりやすいように、2本並べてみます。
その差は歴然です。サイズは全く同じ2本ですが、これだけ感じが違い
ます。真珠層の巻きや照りなどの難しい話はなくても、宝飾品としてどちら
が綺麗かが見ただけで分かります。
さらに接近してみます。
どうでしょう?同じ『本真珠』とは思えないほどの差です。
『真珠はピンク味が射している方が高級』というお話をお聞きになったこと
がある方も多いかと思いますが、そのピンク味も幾重にも織り重なった
真珠層があればこそ生まれます。真珠層の巻きが薄いと真珠本来の発色すらされません。それが真珠の品質の話題に必ず『真珠層の巻き』が出てくる理由です。
綺麗な方の真珠には撮影している私のシルエットが写ってしまっていますが、真珠の良し悪しを見極める1つの方法として、『自分の顔がいかに綺麗に写るか』というのがあります。この写真のように差が極端なことはあまりないと思いますが、2本を比べる場合は『より輪郭がはっきりと写るほど良い』ということを覚えておくと見分ける時に役に立ちます。
パールネックレスを使う機会を考えてみると、結婚式、パーティ、入学式、卒業式etc.ネックレスを身に着けているのが自分1人だけということはほとんどない状況ばかりです。
そうすると、比べるつもりはなくても、2つの似たようなものを同時に見ると、人の目はどうしても無意識に比較してしまいます。
どちらが良いなどと競争や自慢をすることはないでしょうが、やはりそういう場面で恥ずかしい思いはしたくないものですし、 フォーマルな場では、さまざまな面において『きちんとしていること』が求められますので、真珠を身に着けるときには『真珠としての輝き』を持ち合わせた ものを着けるのがマナーです。
ヨコタパールの真珠は全て、真珠として美しさを重視して選別されたもの
ばかりですので、どんな機会にも安心してお使いになれます。
その他、品質についてご質問等がございましたら、どうぞお気軽にお尋ね
下さい。
ヨコタパールが皆様の真珠選びに少しでもお役に立てますように願って
おります。
どうぞお時間の許す限りホームページを見て回ってくだされば幸いです。
*上記で使用した薄巻き見本のような品質の真珠は弊社では一切販売致しておりません。