真珠のサイズ表記の読み方と意味
真珠を選ぶ際には必ずサイズ表記を見ます。
その見ている真珠のサイズをきちんと知るためにはサイズ表記の意味を理解しておきましょう。
商品についているタグや説明文に書かれているサイズ表記の読み方と意味が分かれば価格の比較検討がスムーズにできるようになります。
あこや真珠のサイズ表記のしかた
特にネックレスは「7.0mm~7.5mm」や「7.5mm~8.0mm」など、数字が2つ書いてある場合が多いです。
「8.0mmX8.5mm」のように2つの数字の間の「~」が「X」になっている場合もありますが、どちらも意味と読み方は同じです。
「7.0mm~7.5mm」は「ななミリ から ななてんごミリ」
「7.5mm~8.0mm」は「ななてんごミリ から はちミリ」
のように読みます。
少し略して「ななからななてんご」「ななてんごからはち」
のように読んでも良いです。
意味はそれぞれ
「7.0mm~7.5mm」は「7.0mm以上、7.5mm未満」
「7.5mm~8.0mm」は「7.5mm以上、8.0mm未満」
という意味です。
7.0mm~7.5mmのネックレス留金側が7.0mm程度~真ん中が7.45mm程度の真珠で構成されています。
7.5mm~8.0mmのネックレスなら、留金側が7.5mm程度~真ん中が7.8mm程度の真珠で構成されています。
いずれも大きい方の数字はすべて未満なので、そのサイズの真珠は含まれていません。
ですから、お店の方に伝える時には小さい方の数字だけ伝えれば伝わります。
真珠屋さんに「7mm」と言えば頭の中では「7.0mm~7.5mm」を想定しています。
*稀に大きい方の数字を先に書いた「7.5mmX7.0mm」という表記も見受けられますが意味は同じです。輸出用の書類では大きい方の数字を先に書くことを推奨されているため、主に輸出に携わっている会社に多い表記方法です。
また、イヤリングや指輪用のルースの場合は「8mm」「8.5mm」のように数字が1つだけ書いてあることも多いですが、これも基本的に意味は同じです。(8mmと書いてある真珠を厳密に計測すると8.2mmだったり8.4mmだったりします。)
最近はスールについては小数点以下一位まで計測していることも多いですので、その場合は「8.7mm」など0.1mm単位で計測・表記されています。
南洋真珠(黒蝶・白蝶真珠)のサイズ表記のしかた
南洋真珠(黒蝶・白蝶真珠)の場合は2mm差程度のグラジュエーションスタイルで組まれることが多いため、ネックレスに含まれる最小サイズと最大サイズを「X」でつないで表記します。
例えば8mmX10mmと書いてあれば8mmから10mmのグラジュエーションということです。
読み方は「はち かける じゅう」とか「はち じゅう」などと読みます。
南洋真珠の場合は大きい方の数字の真珠も含みます。
真珠屋さんの読み方
お店の方が「なな・ななはん」とか「はちはん・きゅう」などと言うことがあるかもしれませんが、「なな・ななはん」というのは7.0mm~7.5mmのこと、「はちはん・きゅう」というのは8.5mm~9.0mmのことです。他のサイズも同じように読みます。
ただこれは業者間取引で使われている業界用語のような物なので、お店側がお客様との会話の中で使うのは少し配慮に欠けると思います。